パリの"SALON DU CHOCOLAT"に行って来ました。      
          
「ショコラ」の映画以来チョコレートは益々魅了されるお菓子になりました。
どの様にして今のチョコレートがスイーツの女王様に成ったのでしょう、そんな歴史までが紐解けるショコラショーでした。
大きな会場では、カカオの原産地から来た人々のダンスや歌のショーで賑わっていました。
あちこちからチョコのたまらない香りがしてきて、足が自然に香りになびいてしまいます。『幸せになる香り〜』
  
カカオ              中の実
元は紀元前2000年中央アメリカの原住民が薬、嗜好品、貨幣として使っていました。
ウサギ1頭…カカオ豆10個   奴隷…カカオ豆100個だったそうです。

そして、1492年にコロンブスによって、スペインに持ち帰り品として紹介されたのが始まりです。
その後スペインがアステカ帝国を滅ばしたのを境に、原住民が飲んでいた苦味ある薬としてのカカオに砂糖を加えた嗜好品に変化させました。
17世紀中、これらはヨーロッパで、ショコラトル(チョコレート)として上層階級に歓迎されました。(コーヒーサロンで男性が飲んでいた)
私も初めての体験でしたが、展示のカカオは現地で発酵までさせ加工場に運ばれます、そして実から種を取り出し乾かし、その胚乳部分が焙煎(重要)され、粉砕してすり漬すと、液体でドロリとして出て来ます、それがカカオマスと呼ばれ、ココアとチョコレートの原料になるのです。
  
フランスにはスペインから嫁いだ王妃アンヌ・ドートリッシュから広まったそうです。
歴史は面白く、イギリスに届くのは17世紀中、19世紀にオランダのバンホーテンが、ココアパウダーにとココアバターを分離させ、中期にイギリス人ジョセフ・フライが固形チョコを発明、後期にはスイスの薬剤師アンリ・ネスレとショコラティエのダニエル・ペーターがミルクチョコレートを開発、1879年にはロドルフ・リンツにより滑らかな固形チョコが完成されました。
ちなみにバレンタインデーの始まりは、イギリスのキャドバリー社2代目リチャードが、美しい絵のチョコボックスを発売したのが起源で、1875年には同社がイースターエッグを発売し、それ以来イースターには欠かせない物となったそうです。
いずれも聞き覚え有る名前で、全て社名が物語っています。
私の大好きなヌガーも沢山有り、大きなホールを顔を突っ込み、かじりつきたいと思いました。
  
長くなりましたが最後に、つまみ食いが過ぎて気分が悪くなりました。(ダイエットなら非脂肪分が高い方がお薦め)

帰国後何かと残務に追われ、やっと心が落ち着きました。
関西は急に冷え込み、朝夕は大変冷たくなりました。体調管理にお気を付けくださいませ。

さて、新入荷はまだ先の事ですが、持ち帰り品のアップを始めています。
これらの商品は、お店に有ります、お尋ねくださいませ。

お店の中はクリスマスの雰囲気で、ささやかながら楽しんで頂けると思います。
ホットフルーツティーでおくつろぎ下さいませ。


友が私の望んでいたヤドリギのニュースを送ってくれました。
待ちに待っていました。
冬の晴れた日、散歩の途中で倒れた木にヤドリギが付いていて、それを見て思い出してくれました。
今回の旅の途中にも見ましたが、大変木々の背が高く見上げるばかりです。
「MISTLETOE」と言いますが、なぜかこの発音やまつわる神話に惹かれています。
(友の画像)

花言葉・・・困難を乗り切る、不滅、忍耐、克服、征服
昔々、北欧神話の中に光の神バルドルが居て、その母フリッグは予知能力から悪夢を見、誰からも攻撃されないように、母は息子に不滅の力を願うが、ただ一つヤドリギがその息子バルドルを貫き死に至しめる話だそうです。(神の中でもそねみが有ったらしい)
やがて神の力でよみがえった息子を見て、母フリッグの流した涙がヤドリギの実となり、喜びにあふれた母は、ヤドリギの下を通る全ての人にキスを贈り、又何者も戦いや争い事はしてはいけないと命じたそうです。
このヤドリギの話は、シェックスピアも物語中で描いています。
葉と若木は薬草商の取り扱う商品で、特にオークの木のヤドリギは良いとされ、ヨーロッパ、特にドイツやルーマニアでは循環器、呼吸器系の疾患、腫瘍などに取り扱われています。特にルーマニアなど東ヨーロッパでは、幸運の源とされ、伝統から来る想像される魔法的な性質は今も受け継がれています。
日本では水や栄養分を吸い取り渇きを満たす寄生植物であるからあまり好まれませんが、むしろ生物多様性に良い効果をもたらし森林に住まう多くの動物に食料と揺籃する良き環境を提供してるそうです。(wikipedia)
クリスマスにはヤドリギを玄関につるしますね(造花ですが・・・)

帰国早々、ご来店頂いたり、メールや電話でお声をかけて下さり、大変うれしく思います。
帰国を待って頂いている喜びを感じ、心から感謝しています。

今回の買い付けの商品は、入荷はまだまだ先の事ですが画像の一部をご覧くださいませ。





これらの商品は、予約を頂くこともできますし、ご注文頂いた商品は優先してお取り置きさせて頂きます。
持ち帰りの荷も有りますので順次ご紹介していきたいと思います。

只今帰国しました!
日本を離れて、とても長く感じます。
早朝からの移動や、買い付け、選別、集配など体力との戦いです。
おかげで、靴底が薄くなりましたし、少しは体脂肪が減った感じがします。
皆様にお会いするのが楽しみです!

今回は一度行きたかった、「SALON DU CHOCOLAT」にパリまで出かけました。
ショコラとカカオの祭典です、お話しできるとうれしいです。

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